テトラポッドに花束を 読後のつぶやき。
著者はアフィリエイト界で有名な
和佐大輔氏。
内容は、どの章もわかりやすく、簡潔にまとめられており、読みやすい。
読書が遅い私でも、子供たちの相手をしながら3時間もかからず読めるボリューム。
この本はすこし前に書かれたものですが、
和佐氏のお金や生き方に対する考え方は今に通じており、私や周りの生き方は全く時代に追いついてないんだな、と感じた。
内容の一部は一時代前と思う部分あるものの、生き方の指南書としては今でもまだ良質と思う。
和佐氏は車椅子生活にありながら、億のお金を稼いでいる。
そして、そこに至るまでに、自身に降りかかる困難や、家族との生活、社会の冷たさ、厳しさなど痛感している。
文章には、感情に訴えるような絶望感などは表現されていない。
和佐氏の性格もあるのだろうけど、あえて感情を出さずとも伝わるだろうという冷静さ、合理的な印象も受けた。
そして、乗り越えてきた荒波を感じさせられた。
私の勝手な思い込みもあるが。
書かれている内容は
インターネットビジネスを通じた今の、これからの時代の生き方、考え方で
同じような内容や考え方の本は
他にも沢山目にしてきたとも思う。
ただ、
体に大きなハンディキャップを持った和佐氏が、ハンディキャップがあるから成功した話ではない。
ラッキーで成功した話でもない。
ハンディキャップとビジネスを=で考えなかった和佐氏が
社会の中で淘汰されたくないともがき
多くの挑戦と失敗を繰り返しながら
今を生きること、どんな自分もアップデートして価値を持たせることで、社会で生き延びていけるんだと身をもって示している話。
これは、ハンディキャップがあるなしは、少しは関係あるかもしれないが
社会の中で自分の価値を見いだせなくて
淘汰される恐怖を感じているのは
ハンディキャップ云々ではなく、みな同じなのではないかと思う。
読後に、他の成功術や啓発系の本とは違った印象と、自分も出来るという背中を押される感を得ることができたのは、そういう、自分も同じだと思えたからかもしれない。
和佐氏は特別なスーパーマンでもなく、普通の人の1人なんだと。
私は本を読み終えて、著者検索するまで
どのような人物なのか、全く知りませんでしたが、その界隈では有名なんですね。
インターネットビジネスに興味なくても
ちょっとだけ自分も変わりたいなぁと思っている人には、気軽に読めて、為になる
オススメ本です。