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アローチャート自主勉強会

皆さん、突然ですが
「アローチャート」って、ご存知ですか?

介護にかかわる職業を経験の方は一度は耳にしたことがあるかもしれません。
ケアマネージャーさんのビジネスツール、介護分野のアセスメント(客観評価)ツールです。

障害支援の分野で働いている私もアセスメントは必須業務ですが、「アローチャート」について、恥ずかしながら最近まで全く知りませんでした。
ですから、今、このページをご覧の皆様にも「???」の方がたくさんいらっしゃると思います。

まずは「アセスメント」って?と思われる方へ
アセスメントとは
・介護過程の第一段階において、利用者が何を求めているのか正しく知ること、そしてそれが生活全般の中のどんな状況から生じているかを確認すること。援助活動を行う前に行われる評価。
(介護用語辞典より)

お客様が適切に福祉サービスを利用出来るよう、受ける方の情報を事前に集め、「困っていること」「ご本人の求めていること」「今必要なサービスは?」などを総合的に判断していく業務のことです。

では「アローチャート」とは?
・アローチャートとは、収集された情報を、ケアプランに落とし込むまでのケアマネジャーの思考の足取りを、○(丸)や□(四角)、→(矢印)などの簡単な記号を使って図式化したものです。このチャートを使うことにより、利用者やケアチームのメンバーに分かりやすく説明ができ、ケアマネジャーが本来担うべき“専門性”が目に見える形になります。 様々な課題、絡み、原因、背景をたどり…そして課題の根っこ(本質)を明らかにする。
(アローチャート研究会公式ホームぺージより)

あれ、なんか急に難しくなった…とは、思わないで下さいね。
例えば、こういう事です。

現在の状態やご本人の希望と、客観的に得られた情報から、因果関係を割り出して、次の手立てを考えるための手法の一つなのです。

「頭痛の原因が飲みすぎなら、次からは飲みすぎない」みたいな、感じですね。

これが、図式化されることで、頭で分かっていることが可視化され、より課題解決に対するアプローチがしやすくなるのです。

自分で「頭痛の原因は飲みすぎかも…」とは思っていても、実際に「可視化」されると「今日くらいは、飲みすぎないぞ!」となったり、家族からも歯止めをかけてもらえたり。

そうすることで、頭痛を解決できるかもしれませんよね。

このようにアローチャート、ケアマネさん以外の仕事や活動にとっても役に立ちそうなのです!

どんな風に役立つのか
・会社での会議やミーティング、コーチングセッション
・様々な活動や業務の俯瞰した全体像の把握・検証・目標設定・仲間との意見の共有

福祉・医療系分野のお仕事の方は、断然業務に役立ちますが、以外の様々なお仕事や活動にもとっても役に立ちそうなのです。

超研修会は2月、3月の2回、小樽のアローチャート自主勉強会に参加してまいりました。
「小樽アローチャート自主勉強会」は、月に1回程度定期的に勉強会を開催し、アローチャートの手法を学ぶ機会を提供しております。

フェイスブックページURL:小樽アローチャート自主勉強会-1633128110308670