私の歩き方

私の日々の徒然

卒業式に思う。未来の自分を裏切らない為に、大人も子ども全力で生きよう。

今週のお題「卒業」

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長男が小学校を卒業でした。

校長先生がお話ししてくださった「伊能忠敬の生き方」に今の自分の生き方、考え方を重ねてみました。

 

それは、

未来の自分を裏切らない為に今の自分は何を思い、どう生きたらいいのか。です。

 

伊能忠敬

人間は夢を持ち前へ歩き続ける限り、余生はいらない

伊能忠敬は、実業家としても政治家としても、とても有能な人物でした。

ただ、「有能だから」緻密な日本地図をあの時代に完成できた訳では無いようです。

自身の商売の成功や豊かな生活が、夢の完成だったなら、あのような苦難の学びや旅には出なかったでしょう。

 

伊能忠敬は50歳にして年下の師匠について天文学を学び、様々な人々と交わり、いざこざなども経験しています。

50歳以降の人生は、一般的な見方でいえば「栄光よりも苦労や苦難が多かった」のではないでしょうか。

でも、17年間もの旅をして、旅先で天寿を全うする、そんな生活を続けたのはそれが夢の実現だったから。

自分の夢の実現という目的に向かって、その時にできる全力が「旅をしながら測量する」こと。そしてそれを全力でやって生きたのです。

願望は寝ても覚めても忘れるな。
泥棒でも、敵をやっつけるのも、美女を手に入れるのも、そう願う心をどんなに状況が変化しようが、一時も忘れずに心がけていれば、かならず成し遂げられる

 

人は、だんだん大人になるにつれて

「今の時点で実現可能な目標」や「今の時点での満足」を捨ててまで夢を追いかけることをしなくなります。

 

実現できるのか、そうで無いのか分からない「本当の夢」はいつの間にか、やりもしないうちに「できないこと」に入れてしまいがちです。

 

その生き方が良いとか悪いとかではないのですが

 

大人になっても、本当にやってみたかった夢の為に、その時に「できること」から全力でやって見たら「可能な夢」になるかもしれないのです。

 

 

マーク・トゥエインの言葉

20年後に失望するのは、やったことよりもやらなかったことだ。

綱を解き、船を出し、帆で風を捕らえよ。
探検し、夢を見て、発見するのだ。  

マーク・トゥエイン

 

マーク・トゥエイントム・ソーヤの冒険の作者です。

 

(物語の内容がきになる人は、こちらから)

ja.wikipedia.org

 

 

 

今日の卒業式に子どもたちが自分の夢を語る場面がありました。

 

今まだ未熟な彼らが見ている夢は「今の時点で実現可能な夢」ではありませんが

これから広い世界の中で「夢見る」だけではなく「やって見る」ことで、今見ている夢がなんなのか、発見することが出来るはずです。

 

その中で挫折したり、諦めたりする経験は「やって見る前から」諦めて、今の自分が実現可能な範囲だけでする経験より人生を豊かに、美しい物だと感じさせてくれるはずです。

 

そして、これから未来の自分の夢の実現に向かっていく子どもたちを、全力で応援するのが大人の役目です。

 

未来の自分が幸せな自分でいる為に、未来の自分を裏切らない為にすること。

 

それは、大人も子ども、今を全力で生きることだと思うのです。

 

そして、今の自分もそうありたいと

卒業式に思うのでした。