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伊吹作:辞書の家 撮影:伊吹
学びの場に
「おとな」と「こども」の線引きはない。
そう思った今日。
最近、
長男(6年)次男(2年)を
私が学ぶための「勉強会」に
連れていくことが何度か続いた。
最初に子供達を勉強会に連れて行ったのは
単純に「自己都合」
家に大人がいないので、子供だけ。
心配だけど、でも、自分は勉強会に出たい。
だったら、連れて行って隅っこで遊ばせよう…
こんな感じなので
子どもたちに「学ばせよう」なんて
ちっとも考えておらず
「うるさくしないでね~」的なノリ。
ところが、子供たちは
グループディスカッションで
大人たちが話していることに
きちんと耳を傾けて
余計なことなど一切言わず…。
勉強会が終わると
「楽しかった。」「もっと話を聞きたかった」
と、これが感想。
大人が真剣に
自分たちの持っている知識や考え方を
相手に伝えようという様子が
子どもにもわかり易かったのか。
普段の生活では聞く事のない
専門的な話や現場の話(福祉)
難しい言葉もあるけど、
「知らなかったことを知れた」
楽しさ、みたいなものがあったのか。
なので気を良くした私は
またまた勉強会に
子連れで参加。
今度は「お金にまつわる」対談会。
大人同士がお金について話し合う勉強会に
二人を連れて参加。
結果は…
大人相手に、自分なりの意見を堂々と言う子供たち。
そして、私も聞いたことのない息子の考えに
「へ~、そうなの?」と
意外な一面を知ることもできた。
そして本日
素晴らしい教育の取り組みをしている
先生の講演会に行った。
二人も連れて行ったのは
やっぱり「家に大人がいない」ことが理由。
でも長男に「勉強会だよ」と伝えると
喜んで「行く!」と。
参加すると、予想以上に面白い講師の話に
長男は夢中の様子。
(次男はさすがに途中で飽きてました)
3時間以上でしたが
長男は最後まで話を聞き
「あんな先生、自分の学校にもいたらいいな」と。
面白い大人の話って
子どもにはとても魅力的で
子どもは、そういう大人に憧れる。
面白い勉強会に参加すると
「勉強会は楽しいこと」と
子どもは理解するので
自分から進んで学びに行く。
そうなんだな~、と実感。
今日、講義の中で紹介された
人に愛されること、
人にほめられること、
人の役にたつこと、
人から必要とされること
(日本理化学工業会長 大山泰弘氏)
これを聞いて長男が
「今日の先生は、これを全部持ってるね」
と言っていた。
ちゃんと、学んでるじゃん。
学びは、気持ち。
学びたい、気持ちがあれば学べる。
大人だから、子供だからじゃないよね。
そう、思ったことが
今日の学び。