他人の意見は参考程度に。自分が動くと世界は広がる
最近、感じたこと。
それは
自分で動くと世界は広がる。
と、いうこと。
それは、のぶみさんの講演会の応援をしながら、色々調べるうちに
知らない誰かの意見を鵜呑みにしていると、本当のことがわからない。
と、思ったから。
ほんとーに勿体ないとも思う。そして、
なんでこんな事、思ったかと言うと
自分が今回の活動をキッカケに、読んだことのなかった、ぶみさんの本を実際に本を読んで、私の中の「絵本の世界」が広がったなあ、と感じたからです。
本の批評もそれぞれで。
ブログを書くためにいろいろ検索すると、出るわ出るわ、絵本の批判ブログや感想。
「子供に聞かせたくない」「母親に媚び売っている」「子供が嫌がる本を書くなんて」とか他にもいろいろ。
ネットの批評や評価なんて「好きに言ってるな〜。」くらいのもんなんだろうけど、私も本を買う前には、ネットで調べている。
映画やお店選びも、事前の参考にレビューとかチェックしてました。
だから、よっぽと勧められたらしなければ、こんな評価見たら、最初から本読まない人もいるだろうに。と、思っていたのです。
でもね、いや、
誰かの評価くらいで読まないなんて、それって自分の感性で本を判断するチャンスを逃してるって事かもしれない。
とも、思ったわけです。
その批評って誰の感性なのか、その批評を書いてる人って誰なのか。
自分じゃない誰か、ましてや自分の家族や信頼できる友人でもない人の批評は、参考になっても判断基準にはならないはずなのに。
知らない間に、知らない誰かの勝手な批判を鵜呑みにしている。
これは、のぶみさんの絵本に限らず、色々な面で同じ。
なので今回、私は実際に本屋で数冊、立ち読みしてみました。
そうしたら「これは好き。これは嫌い。」と自分の感覚で判断できたし、他人の批評って本当に「参考」程度のもんだなと、実感しました。
そして、なにより読んでよかった。
本を実際に本を読んで、「素敵だなと思える絵本」に出会えたので。
勝手に「絵本」にとらわれていた私
新しい絵本に出会って感じたこと。
それは、
「世の中にいろいろなジャンルの小説や漫画がある。絵本の世界も同じなんだ」
と、いうこと。
当たり前のことを言ってるかもしれませんが、私の絵本の世界観は狭かったんです。
私の中で
絵本=教養
絵本=成長
絵本=母の愛
キレイなもの、やさしいもの、みたいな思い込みがあったけど
絵本だって、読み手の好みが千差万別な事を考えれば、マンガチックだったり、感動小説的だったり、昔の童話なんかは残虐な内容だったりして、それでも良いわけです。
「絵本も他の本と同じなんだ」と思うと
自分好みの絵本ばかりを子供に読んであげるのも、かえって勿体ないかもしれない。
ファンタジー、ギャグ、シリアス、コメディ、リアリティ…色々な絵本に触れる機会を逃していたんだなぁと実感。
そして、実際に読んで感じて広がった世界の中で、自分で取捨選択していけば、もっともっと世界は自分の感性で広がっていく。
そう思えたので
今回、のぶみさんの絵本に触れたことは、私にとって、大きな世界の広がりでした。
「ともだちドロボウ」
立ち読みの本で一番好きな絵本。
おはなしの主人公は、毛むくじゃらのねずみのような姿をしたポチョムキン。
ポチョムキンは、ともだちがだいきらい。だからいつもひとりぼっちで、暗いマンホールの下にいます。
でも、ほかの人が気になってしかたがないのか、ポチョムキンはマンホールから顔を出して、外の様子をのぞき見。そして、仲良くあそんでいる子どもたちに「いやがらせをしたい」という気持ちを抱きます。
読み始め、主人公のポチョムキンに対して「ずいぶん、意地悪なやつだな」とか「ふざけたことばかり言うな」とか思いながらも、「こんな人いるな」とか「私も内心思ったことあるな」など思い、だんだん親近感が湧いてきて、そして、読み進めると「だから、そんな事言ってたのね」と、さらに親近感。
最後はハッピーエンドで、そうあってほしいと思うラスト。
「学園ドラマっぽい内容で、わかりやすくて好き!」な内容でした。
散々立ち読みして満足して帰宅。(買えよ!←私)
そして、思いました。
「ウチの子にも読んでもらいたい絵本、だと思ったな」と。
(じゃあ買えよ!←私)
「ともだちドロボウ」は、ともだち系の絵本が好きな私には、かなりハマる内容でした。
尚且つ、のぶみさんの絵本の書き方も結構斬新で、「こんな絵本もあるんだな」と新しい価値観にも出会えた良い経験でした。
誰かの意見で決めない。
誰かの意見で決めずに、自分で読んでみてよかった。
絵本に限らず全ての情報は、参考程度にしても鵜呑みにしない。
私にとって、これが一番の学びです。
自分の経験で知ったことは、一番自分にとって本当のこと。
自分で動くと、どんな小さなことからでも世界が広がる。
たった一冊の絵本でも、その後の私の世界をこんなに広げてくれたから。
だから、本当に思うのです。
こちらは、ついでに宣伝です。
絵本作家のワークショップ型講演会。
こちらも興味がある方、覗いてみてください⇩