音読カード
次男が宿題の音読をする。
音読カードに前の日の日にちが書いてある。
「昨日読み忘れたから、今日二回読む。」
そして、
昨日の日にちの所に読んだ印を書く気らしい。
「それって、ウソでしょ。」
と、言うと
「だって、先生がみんなと同じように進めなさいって、言ってた。これじゃ、みんなより少ないもん」
と、音読カードを指差して言う。
次男だけ、みんなより一回少なくなっちゃうと、言う。
だって、昨日読み忘れたから仕方ない。
それよりも、音読はカードを埋めるためにするんじゃない。
音読を通して、文書を理解する力をつけるものだ。
でも、小学校三年生の次男にとっては
先生が言った
「みんなと同じに」が、理由もわからないまま一番になっている。
次男に
「文書を理解するために、今日二回読んだことと、ウソをついてカードを書いて埋めること、どちらが正解?」と聞くとわかった様子。
明日、先生にみんなと同じにすることの意味を聞いておいで。昨日忘れたから、今日二回読んだことも、自分で説明しなさい。と言うと
「わかった」とカードをカバンにしまった。
悪気なく、みんなと同じになるためにウソを書く。
大きくなったら、そんなこと、もっと沢山経験する。
そんな場面で、理由も分からず、周りにながされずち、本当のことをきちんと説明できる力をつけて欲しい。
自分は、沢山流されてしまっていたから。
それに、次男の担任の先生は、きちんと説明出来る子が好きだと、私は信じている。
この間会った時、とってもステキな先生で、私も大好きになったから。
あの先生なら、きっと次男の質問にきちんと答えてくれるはず。