私の歩き方

私の日々の徒然

作者不明 龍自在置物 観る価値あり。

いやはや、本当に日本の美は素晴らしい。

写真撮影できないので、これ。

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特に素晴らしかった作品の中でも

第2部の工芸は、ため息モノばかり。

 

茄子やら柿やらを、美しく象牙で彫ったり

海老やら蛙やらを、リアルに金属で表現したり

本当に想像を超える超絶作品たちが満載です。

 

そんな中、今回一番強烈に感激したのが

龍自在置物。

www.youtube.com

こちらの作品を見ることができます。

 

この龍自在置物。

江戸時代から昭和にかけて、

動物や虫、鯉など様々な生き物たちを

金属で再現するだけではなく、本物と同じように

動かすことも追及されつくられた置物。

 

掌の上に乗るほどの大きさの

甲虫や蟷螂の自在置物も展示されています。

artsandculture.google.co

 

自在置物は戦国時代の甲冑から派生したアート。

甲冑師が金工技を生かして作り出した作品。

このアートが生まれた背景には、戦乱の世が終わり

平安の世の中で、甲冑の需要が減り、甲冑を作る技術が

他の製品(火箸や風鈴)を作る技術に応用された中で

生まれきたものです。

 

どの時代も、アート作品は政治や世界情勢に大きく影響され

生み出されているのですね。

 

toyokeizai.net

そんなことを考えながら観ると

またまた面白くなるかも。

 

このほかにも、超絶な作品が目白押しです。

 

自分の生まれた国が好きになる

日本人であることを誇りに思える

そんな作品展です。

 

京都国立近代美術館名品展 極(きわみ)と巧(たくみ) 京(みやこ)のかがやき | イベント | STV